【メキシコ】マジックマッシュルームとは何者なのか

 先週に店主は人生初めてのマジックマッシュルームを食べた。

2023.5.28

いつも自分を心配している母親にキノコの村に行くと伝えると、キノコは身体にいいし、良いね!

なんて言われたが、マジックマッシュルームの説明はできなかった。

メキシコのオアハカ州にある標高4000mに位置する不思議な小さなキノコの村。先住民族マサテコ族が住むHuautlaを訪れた。

     村の入り口にはマリアサビーナの像

町にはアサルトライフルを持ったフレンドリーな警察も沢山。


       ウアウトラはほとんどが先住民マサテコ族
夜は静まり帰り犬の遠吠えにトラツグミの声が
      店主の滞在していた宿



ここの村にはかつて、マリア・マビーナというキノコ(マジックマッシュルーム)を利用し呪術を行う(女性シャーマン)が住んでいた。過去にはジョンレノンなど著名人も彼女の元を訪れていたそうだ。  



店主は不思議体験をきっかけに最近はずっと菌に知性がある事を知り、菌類に対しての宇宙的興味が高まっていた。そんな中、

メキシコにきのこを通じて神と対話する人がいた!?


やはり彼女はマジックマッシュルームを『聖なる子供達』

と呼んでいた。


そんなマリア・サビーナを知ってから何者なのかずっと気になっていた。




そして遂に店主は今は亡きマリアサビーナの住んだ土地に辿り着き、ご子孫の方に、人生初めてのマジックマッシュルームを食べるセレモニーを行ってもらう事になりました。

セレモニーではこのマジックマッシュルームを生で大小合わせ10本以上食べます。


え、この店の店主大丈夫?!と冷ややかな視線も感じそうですが、、

それもそのはずです。


マジックマッシュルームは聞いたこともある方もいるかと思いますが、幻覚キノコとも言われ、日本では現在は違法薬物。厚生労働省からはめちゃくちゃ恐ろしい言葉で注意喚起されています。日本では逮捕され犯罪です。


   

日本では逮捕者もいるマジックマッシュルーム。しかしこの町では日本とは違い合法です。しかも子供からお爺さんお婆さんまでマジックマッシュルームが生活に溶け込んでおり、薬物という認識は全くなく、考え方的には薬草(メディカルなもの)として捉えています。



タクシーの人や、町で知り合った人たち数人に「いつもキノコを食べるのですか?」と聞きましたが、もちろん!と毎日食べる人もいればたまにしか食べない人、月に2.3回くらい家族(子供を含め)と食べる(セレモニーをする)など、様々でしたが、いずれにしろ子供達にも悪いという認識もなく大人が隠れてするものでもなく、町全体がキノコと正しく向き合って生活している感じがする。

町ではタクシーにもキノコの絵
   マリアサビーナの博物館にあった絵



そして知りませんでしたがマジックマッシュルームにも種類があるようで、子供へはソフトなマジックマッシュルームを摂取させるようです。


何がソフトかという基準は

各マジックマッシュルームに含まれる幻覚成分とされるシロシビンまたは、シロシン含む割合です。この成分を含むキノコを主に『マジックマッシュルーム』と呼び、幻覚を引き起こすとされる。


マジックマッシュルームと一言に言えど、様々な種類がありソフトな種類からシロシビンの含む量が多いものまで。様々らしい。

シロシビンという成分。なぜ人体に作用するのか。どう作用するのか気になりますね。



wikipediaより


いずれにしろこの村ではマジックマッシュルームは光を見つめ、闇を見つめるひとつのツールとして精神性や、肉体のバランスを保ち、より人間らしい健康な感性を養うことで、キノコと人々が寄り添う関係であるように感じました。


何が正しいのか

過ちなのか。

ある国では犯罪。

ある国では健康に良いとされる。



その違いはどこにあるのか。


犯罪とされる国では逮捕されれば、マジックマッシュルームで人生すら変わってしまいます。


情報が溢れる中、

パソコンの検索でも

『マジックマッシュルーム危険』

『マジックマッシュルーム 健康』

どちらも検索結果がでてきます。


確かに薬物中毒のように向き合い方が違う方々も好む犯罪のイメージがたっぷりなのも否めません。


しかし、ヨガや瞑想、日頃の食べ物など、より自然に向き合う感覚をもつ人々にも支持されていることも間違いありません。


どんな世界観があるというのか、僕にはまだわからない。

そしてこの記事はマジックマッシュルームを推進しているわなくではないことも理解いただきたい。



キノコの賢者。マリアサビーナはこう述べていた。  




私たちの世界を超越する世界があり、遠くにも、近くにも見えない世界があります。 

そこは神が住む場所であり、死者と聖人が住む場所です。

すでに全てが起こっており、全てが知られている世界。その世界は語ります。

私は彼の発言を報道します。




自然界に紛れもなく存在するそのマジックマッシュルームはマリアサビーナにとっては違う世界とのコンタクトツール。


自分にとってはどのようなものになるのか。



夜になり、遂にマジックマッシュルームを食べ、セレモニーを行う時間に。


 マリアサビーナの自宅の隣の家にて




レビューはまた次回書きます♪

⚠️マジックマッシュルームの使用は日本では犯罪です。使用を推進するものではありません。

つづく






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